ジャンル | RPG |
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対応機種 |
スーパーファミコン プレイステーション i-revo(Win2000、XP) ゲームアーカイブス(PS3、PSP) Wii、Wii U(バーチャルコンソール) |
発売元 | アトラス |
人数 | 1人 |
メディア |
[SFC]:バックアップ付16MbROM [PS]:CD-ROM [i-revo][GA][VC]:ダウンロード |
発売日 |
[SFC]:1994年10月28日 [PS]:2002年12月26日 [i-revo]:2006年3月14日 [GA]:2010年9月8日 [VC]:2011年2月1日 |
価格 |
[SFC]:9,990円(税別) [PS]:通常版 4,800円(税別) /軽子坂高校50周年記念パック 7,800円(税別) [i-revo]:1,785円 [GA]:1,000円 [VC]:900ニンテンドーポイント |
デバイス | PSメモリーカード |
『真・女神転生if...』(しん・めがみてんせい イフ)は、アトラスより発売されたコンピュータRPGで、『女神転生シリーズ』の作品。
1994年10月28日にスーパーファミコン(SFC)用ソフトとして発売され、その後ニンテンドウパワーでの書き換えにも対応していたが、一部のスーパーファミコン本体では動かないバグが見つかり、書き換え中止になってしまった。2002年12月26日にはプレイステーション移植版が発売された。
2006年3月14日からはi-revoにてWin2000,XP向けにSFC版のレンタルおよびダウンロード販売が開始されている。2010年9月8日からはPS版がゲームアーカイブス(プレイステーション3・プレイステーション・ポータブル)で、2011年2月1日からはSFC版がWiiのバーチャルコンソールで配信されている。
また、プレストーリーにあたる『真・女神転生if...ハザマ編』が2004年より携帯電話で配信されている。
概要[]
本作は『真・女神転生』、『真・女神転生II』に続いて発売された3作目の真・女神転生である。主人公は軽子坂学園の生徒で、魔界に落とされた学校の謎を解くため、七つの大罪をモチーフにした魔界のダンジョンを乗り越えて行く。番外編ならではの試みとしてゲームオーバーをなくした「ガーディアンシステム」を導入しているのが特徴。
ガーディアンの他にも銃の弾数制、パーティ属性、パートナー選択と言った新システムが導入されているが、ゲームシステムには前作『真・女神転生II』と共通する部分が多い。『真・女神転生II』から約半年と言う短期間でリリースされたが、これは登場悪魔の多くや音楽を真・女神転生IやIIから流用することで開発期間を短縮したためと思われる。
企画段階の仮名称は「真・女神転生X」。パートナーがサブとメインに分けられ、3〜4人のパーティーを編成出来るシステムだった。パートナーのCOMP使用、強制セーブも企画されたが、いずれも不採用となった[1]。
- 他作品との繋がり
- 本作は学園を舞台にしていたり、2Dフィールドがなく3Dダンジョンのみで構成されていることから、原作である『デジタル・デビル・ストーリー』やRPG第1作である『デジタル・デビル物語 女神転生』への原点回帰が見て取れる。
- 世界観は表題にある通り真・女神転生Iの『if』になっており、3人の少年たちの活躍によりゴトウのクーデター並びにトールマンの東京大破壊が失敗に終わる世界となっている。なお、この世界観はのちの『デビルサマナーシリーズ』や『ペルソナシリーズ』に引き継がれている。
- ストーリー的に前作までとの直接的な繋がりはないが、真・女神転生IやIIのキャラクターがゲスト出演していたり、本作のキャラクターが『ペルソナシリーズ』や『ソウルハッカーズ』にゲスト出演している。また、メインキャラクターが高校生であることや学校を舞台とした世界観、ペルソナと類似したガーディアンシステムなどから、後に発売された『女神異聞録ペルソナ』の元となったゲームとされている。
ストーリー[]
退屈な授業を居眠りで過ごし、放課後にクラスメートに起こされた主人公。いつも同じことを繰り返すだけの日々だと思われたが、突然の大地震が学校を襲った。それと同時に空は見る見るうちに暗くなり、次元の裂け目が広がり学校の外に出られなくなってしまった。主人公とパートナーは脱出の方法を探すため学校内を駆け回る。
魔神皇(マジンノウ)によって学校が魔界に落とされたことを知った主人公たちは、体育館で封印を解く鍵となる「リング」を見つけ、魔界への扉を開く…。
キャラクター[]
主人公[]
- 主人公(デフォルト名なし。性別も選択可能)
- 軽子坂高校2年D組在籍。教室で居眠りしていたところを事件に巻き込まれる。眠っていたせいで事態が飲み込めていないのか冷静な様子。八幡先生からアームターミナル型COMPを貰いうけ、悪魔召喚プログラムをインストールした後は、悪魔を仲魔にすることが可能になる。
- 女主人公のデザインは内田有紀がモデル。のちに「たまき」と言う名前でペルソナシリーズへもゲスト出演している。
パートナー[]
4人の中から1人を選び、共に行動する事になる。簡潔に言えば誰の思想に賛同するかであり、誰を選んだかによって通るルートや目的が変わってくる。アキラ以外の3名は一度申し出を断っても、パートナーを決定するまでは何度でも接触できる。なお、どのルートを選んでも最終ボスは魔神皇ハザマとなる(能力も全く同一)。
- 白川由美(しらかわ ゆみ)呼び名:ユミ
- 主人公のクラスメイト。派手な外見と強気な性格ゆえ、他者を寄せ付けない雰囲気を持った女子生徒。しかし本来は責任感と優しさに満ちた人間であり、非常事態においても学校にいるすべての人間を助けようと思っている。行動力は見た目通りに高く、学校中が混乱に陥る中で本領を発揮した生徒のうちの一人。
- ユミをパートナーに選ぶと、「巻き込まれた人々を救うため」に行動する事になる。
- ガーディアンは回復魔法に長けるものが多い。ゲームの基本となるルートであり、難度も比較的低く抑えられている。
- 名前の由来は元北海道日本ハムファイターズの白木義一郎投手[1]。
- 黒井真二(くろい しんじ)呼び名:チャーリー
- 2年E組在籍。自転車泥棒で補導された前科があることから「チャーリー」と呼ばれる。髪を金色に染めていたり、アクセサリーをジャラジャラつけたりとやりたい放題な男子生徒。考え方は利己的かつ冷徹。頭の回転が速く、学校中が混乱に陥る中で、「その後の事」を考えて武器になりそうなものを調達していた。
- チャーリーをパートナーに選ぶと、「自分達だけが魔界から脱出するため」に行動する事になる。
- ガーディアンは補助魔法に長けるものが多い。ルートは短く、出現する悪魔もあまり強くならないが、そのぶん味方の成長も頭打ちになりやすく、その状態でラスボス戦を戦わねばならないためクリア難度は3ルート中最高。
- 名前の由来は元北海道日本ハムファイターズの黒尾重明投手[1]。
- 赤根沢玲子(あかねざわ れいこ)呼び名:レイコ
- 1年B組在籍の後輩。ユミとは対照的な優等生タイプの女子生徒。ハザマの事情を知る数少ない存在で、異変がハザマの所業であることもすぐに見抜いていた。
- レイコをパートナーに選ぶと、現状を打破する、というよりも「ハザマを止めるため」に行動する事になる。
- ガーディアンの能力はまちまちだが、その分バランスよく魔法を習得できる。ルート構成はユミ編とほぼ同一だが、レイコ編では最終ボスを倒してもクリアにはならず、「真のボス」が待つダンジョンを攻略する必要がある。
- なお、レイコをパートナーにするためには、特殊な手順が必要となる。
- 名前の由来は元北海道日本ハムファイターズの赤根谷飛雄太郎投手。ゲーム企画段階での名前は麗子だったが、「麗」の字を画面で表現し難かった為、玲子に変更された[1]。
- 宮本明(みやもと あきら)呼び名:アキラ
- 2年C組在籍。いわゆる"不良少年"だが、チャーリーとは正反対の硬派な一匹狼タイプ。無口だが芯があり、夢を持っている。用務員からボクシング選手になるよう薦められており、腕っぷしも相当な様子。
- パートナーの一人だが、1周目のプレイではパートナーにすることはできない。2周目以降に手順を踏むと、一度だけアキラの方からアプローチしてくる。
- アキラをパートナーに選ぶと、最初はチャーリー同様自分達の保身が目的となる。しかし、予想外の行動を取ったことでハザマの逆鱗に触れ、直後にハザマと敵対する悪魔に命を救われ状況が一変、「ハザマを倒すためだけ」に行動する事になる。
- 上記3人とは異なる完全なアナザールート(後述)で、突き放したように難度が高い。
- 名前の由来は宮本亜門と不動明。
その他の登場人物[]
- 狭間偉出夫(はざま いでお)呼び名:ハザマ
- 本編のラスボス。軽子坂高校2年E組[2]在籍。天才的な頭脳の持ち主。IQ256[1]。軽子坂高校を魔界に落とした張本人であり、魔神皇を自称している。主人公よりも先に「悪魔召喚プログラム」を入手し、魔界で力を得た。レイコ編でのみ、彼の真相が明らかになる。
- 名前の由来はブラック・ジャックのハザマクロオとイデオロギー[1]。
- 大月先生(おおつき)
- 軽子坂高校の化学教師。風紀委員会の顧問でもある。早稲田大学理工学部所属当時プラズマという科学現象に遭遇、以後プラズマに執着するようになる。魔神皇を盲目的に崇拝しており、自身の肉体を改造して主人公たちの前に何度も立ち塞がる。
- 八幡先生(やはた)
- 2年H組担任の数学教師。ボーナスで新型のノートパソコンを買ったらしい。主人公が使うことになるアームターミナルの製作者で、吉祥寺で見かけたハスキー犬を連れた少年が身につけていた物を真似て作ったらしい。たまに悪魔と会話時にコンピューターの調子が悪くなることがある。
- 香山先生(かやま)
- 軽子坂高校の保険医。美人で優しく、学校中の男子生徒(と八幡先生)の憧れの的。しかし既に婚約者がいる。
- 怠惰界での強制労働など、学校から全生徒・教師がいなくなるイベントの際にも、なぜか一人だけ学校内に残っている。レイコ編でのみ、その真相に近付くことができる。
- モデルは精神科医の香山リカ。
- 佐藤勝彦(さとう かつひこ)
- 軽子坂高校2年生。電算部部長。通称「佐藤くん」。コンピュータに精通し、狭間に匹敵するほどの頭脳を持つ。パソコン通信で入手した悪魔召喚プログラムを誤動作させてしまい、部室で悪魔に襲われていたところを主人公たちに救われ、悪魔召喚プログラムを託した。
- 学校2Fで手に入るあるアイテムを渡し、特定の条件を満たすとまた別の悪魔に襲われている。
- ヒーホーくん
- やたらヒーホーヒーホー言っている生徒(?)。学校が大好きらしいが、制服が軽子坂高校のものとは違う事から、どこか(おそらく魔界)から紛れ込んだようだ。見れば一目瞭然だが、正体はジャックフロスト。同行させる事もでき、序盤の即戦力として活躍してくれる。彼もまた『女神異聞録ペルソナ』にゲスト出演している。
- 岡本用務員(おかもと)
- 軽子坂高校の用務員で、ボクサー崩れ。飽食界のカジノに平然と遊びに行っているあたり、並の人間よりは強いのだろう。本編では大した重要な人物ではないが、アキラ編では幽閉の塔に行くためのキーパーソンとなる。
- 竜一(りゅういち)
- チャーリーのクラスメイト。姓は坂本[2]。恋人の暁子をハザマに攫われ、単身魔界を突き進む事になる。ユミ・レイコ編では怠惰界で暁子共々石像と化している。チャーリー編では魔界を突き進む姿を目撃するのだが…。
- 音楽家の坂本龍一から由来。
- 暁子(あきこ)
- 竜一の恋人。姓は矢野[2]。序盤でハザマに攫われてしまう。チャーリー編では憤怒界で狭間に人質に取られ、それを盾に主人公はいくつかの難題をこなす事になるが…。レイコ編では、ハザマが彼女を狙った理由が明らかにされる。
- シンガーソングライターの矢野顕子から由来。
ゲームシステム[]
ガーディアンシステム[]
本作では、主人公が死亡してもゲームオーバーとなることはない。主人公とパートナーはHPが0になってもガーディアンと呼ばれる様々な守護悪魔が肉体に憑依し、その力を得て復活することができる。プレイ開始時は、主人公とパートナーは死んだことがないので当然ガーディアンはついていない。死ぬたびにガーディアンを付け替えることができるが、次につくガーディアンが強いものになるか、弱いものになるかはガーディアンポイントによって変化する。ガーディアンポイントはゲージで表現され、高い状態で死ぬとより強いガーディアンが憑依する。逆にゲージが低い状態で死ぬと今より弱いガーディアンが憑依する。ガーディアンが憑依すると、その能力に応じてパラメータが増減する。主人公に憑依するガーディアンは性別、タイプによって変わり、各パートナーもそれぞれ憑依するガーディアンが違う。
- 魔法の習得
- パートナーはパラメータへの影響に加えてガーディアンの所持魔法を覚えることができる。パートナーの所持できる魔法の数は魔力と知恵によって決定され、パラメータが高くなるほど所持できる数が増える。所持できる数を超えた場合は古いものから順番に消えていく。
ノヴァの占い[]
ゲーム開始時に名前と性別を求めてくる占いゲーム機。名前と性別を入力した後に様々な質問を投げかけてきて、その質問の答え方によって主人公のタイプが決定される。主人公のタイプにはパワータイプ、スピードタイプ、バランスタイプ、ラッキータイプの4つがあり、初期パラメータと憑依するガーディアンの種類に影響する。ただし、バランスタイプとラッキータイプのガーディアンは同じ種類のものが憑依する。
その他の前作からの主な変更点[]
- パーティー属性 Party Align (P.A.)
- 本作ではパーティー内に召喚されている悪魔の属性によってパーティー属性が決定する。このため前作までと違い、極端なLAW属性の仲魔と極端なCHAOS属性の仲魔を同時に召喚することはできなくなった。前作までと違いイベントと属性は関係なくなり、悪魔の召喚や会話に影響を及ぼすだけになっている。
- 銃の装弾数
- 前作までは一度入手した銃弾は装備しているかぎり無限に使えたが、今作では消耗品になっている。弾切れの場合は、ストックにあれば1ターン消費して装弾することができる。PS版で追加されたEASYモードでは従来の作品と同様に銃弾数は無限。
- 後衛からの攻撃制限
- 今作は後衛からはSWORD、ATTACKでの攻撃ができなくなった(GUN、魔法、一部のEXTRAは後列からの使用も可能)。これによりパーティーメンバーの配置がより重要になった。
- 銃の装弾数、パーティー属性、後列からの攻撃制限は後の真・女神転生デビルサマナーやソウルハッカーズにも継承されている。
- 剣の熟練度
- 本作では同じ剣でも使い続けることで、3段階に攻撃力が上がるようになっている。SFC版では隠しステータスだったが、PS版では装備画面で確認することができ、I→II→IIIと表示が変わっていく。
幽閉の塔[]
一周目のプレイを終え、アキラをパートナーに選んだ時にプレイすることができるアナザールート。他の3人のルートとは全く違う幽閉の塔(ゆうへいのとう)と呼ばれる真の魔界を旅し、ハザマが魔神皇としての力を得た経緯を知ることができる。
幽閉の塔はゾロアスター教及びエジプト神話をモチーフとしている。ゾロアスター系の悪魔が塔の支配者側で、エジプト系の悪魔は虐げられ、封じられている。主人公達は特定の条件を満たせば、封印されたエジプト系悪魔の協力を得ることが出来る。
塔は「ノモス」と呼ばれる階層で区切られており、下から順に、地のノモス、第1ノモス、第2ノモス、第3ノモス、第4ノモス、天のノモスの計6つで構成される。各ノモスにはそのノモスを支配する悪魔が存在している。
各種施設が散り散りに配置され利用しにくくなっていたり、少し進んだだけで高レベルの悪魔がいきなり出現するなど、全体的に難易度が高めである。
プレイステーション版[]
真・女神転生、真・女神転生IIに続き、2002年12月26日に真・女神転生if...のプレイステーション版が発売された。
PS版は背景グラフィックが美麗に描き換えられているほか、アリスと会話することでガーディアンの付け替えが可能になっていたり、難易度選択の追加・セーブファイルが2つから最大14個まで増加・ダッシュ移動の追加・どこでも中断セーブ機能の追加・アキラ編に新BGM追加・メモリーチェックボーナスといった様々な改良、新要素が加えられた。
限定版の「軽子坂高校50周年記念パック」も同時発売された。
- 限定版同梱物
- システム手帳
- リフィール式設定資料集(キャラクター設定資料、校則、校歌など)
- 軽子坂高校50周年記念ボールペン
- メモリーチェックボーナス
- メモリーカードに他のアトラスのゲームのセーブデータが保存されている場合、鑑定屋でアイテムやパラメータボーナスなど様々な特典が貰える新システム。真・女神転生、ペルソナ、デビチルなどメガテンシリーズの他にも様々なタイトルが対応しており、ゲームによって貰える特典が違う。
真・女神転生if...ハザマ編[]
ジャンル | RPG |
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対応機種 | iアプリ、S!アプリ、EZアプリ(BREW) |
発売元 | アトラス、ビービーエムエフ |
人数 | 1人 |
メディア | ダウンロード |
発売日 |
iアプリ…2004年5月26日 S!アプリ…2005年1月12日 EZアプリ…2006年3月30日 |
価格 |
iアプリ…月額315円(メガテンα共通) S!アプリ…525円 EZアプリ…525円 |
『真・女神転生if...ハザマ編』は『デジタル・デビル物語 女神転生』に続くアトラスモバイルコンテンツのメガテンαのRPG第2弾として、2004年から配信されている携帯電話オリジナルのRPG。『真・女神転生if...』に登場した狭間偉出夫が魔神皇になるまでのストーリーとなっている。
概要[]
主人公はハザマ本人。COMPを使って敵として出現する悪魔を仲魔にできるだけでなく、女神転生シリーズの主人公としては珍しく魔法を習得できる。『if...』シリーズではあるが、ガーディアンを憑けることができない(ガーディアンシステムは存在せず、ハザマとアモンが死亡するとカロンによってスタート地点に戻される)。その代わり「祭器」と呼ばれる武器を使用し、これに邪教の館で悪魔を憑依させることで祭器の攻撃力・攻撃回数の強化、追加効果の付与、魔法の取得等ができるのが特徴。
また、パーティー属性が存在しないといった点もif本編とは異なる。
このハザマ編は元々はSFC版真・女神転生if...時に計画されていたが収録されず、幻のシナリオになってしまった[3]。アトラスの会報誌「真・女神転生ファンクラブ『DDS-NET』」の会員向けに限定ロムを作る予定もあったが、予算の都合上、断念された[1]。本来は仲魔システムのない、難易度の極めて高いシナリオになる予定だったそうだが、リリースされた携帯電話版は普通に仲魔システムがあり、難易度も標準的である。
主要登場人物[]
- 狭間偉出夫(ハザマ イデオ)
- 本作の主人公。軽子坂高校2年生。天才的な頭脳の持ち主だが、友人に恵まれず常に孤独な少年だった。ある日、ネットから「悪魔召喚プログラム」を入手し、これを稼動させるため持ちうる知識を総動員して自力でアームターミナル型COMPを作り上げた。さらに、様々な魔術の知識と召喚プログラムを駆使して、魔界の塔にたどり着く。自分を見下した学友たちに勝る「力」を手に入れるため、この「無限の塔」へと足を踏み入れる。レベルアップすることで魔法を習得していく他、祭器からも魔法を習得できる。
- 魔神アモン
- ハザマが召喚した悪魔。通常の仲魔と違ってEXPを得ることでレベルが上昇し、「香」でパラメータを強化することも可能。マグネタイトを消費せず、COMPに戻すこともできない。言わば本作におけるハザマのパートナーのような存在。レベルアップすることで魔法を習得していく。
祭器[]
アモンから入手したナイフのような武器。振るだけで中に込められた「呪」が敵を攻撃する。今作では武器屋、防具屋は存在しない。邪教の館で「祭器」に悪魔を合体させることで、能力を変化させることができる。攻撃力や攻撃回数が変化するだけでなく、合体させる悪魔によってはハザマに魔法を習得させることもできる。ただし、祭器合体にはマッカ(お金)が必要。
EZアプリ(BREW)版について[]
システムの仕様上、ハザマはレベルアップにより新たな魔法を覚えることはなく、アモンは魔法を使うことすら出来ない。 また一部の有用な特技の効果がない、一部の種族の悪魔が合体で作り出せない不具合もあって、他の版よりも難度が高くなっている。
小説版[]
テンプレート:文学
真・女神転生if...[]
小説『真・女神転生if...』は同名のゲームのノベライズで、アスペクト (企業)のログアウト冒険文庫より1995年に発売された。作者は久保宗雄、表紙と挿絵は金子一馬による描き下ろし。
主人公は男で青木仁(あおき じん)という名前が設定されている。基本的にはゲームの展開をなぞってはいるが、ユミ、チャーリー、レイコと同時にパーティーを組んで魔界を進んでいくのが特徴。
真・女神転生if... 魔界のジン[]
小説『真・女神転生if... 魔界のジン』は富士見書房の富士見ミステリー文庫より2002年10月に発売された。作者は吉村夜、イラストは金田榮路。
コミック版[]
真・女神転生if... [学園の悪魔使い][]
コミック『真・女神転生if... [学園の悪魔使い]』(サブタイトルは単行本化に際して追加)は、週刊ファミコン通信増刊ファミコミ1994年秋の号〜1995年夏の号に連載された後、単行本としてアスキー出版局のアスキーコミックスから1995年10月に発売された(1999年11月にアスペクトコミックスから再版)。作者は柳澤一明。
主人公は男でノブという名前が設定されている。ストーリーはユミルートをベースとしたオリジナルのものであり、アームターミナルが存在しないことや、ピクシーとアンリ・マンユが仲魔として肩を並べていることが特徴(ゲーム中ではそれぞれ最低・最高クラスの悪魔である)。 なお、単行本の巻頭には岡田耕始・金子一馬・柳澤一明による特別対談が収録されている。
また、本作は作者を同じくする『真・女神転生カーン』のプレストーリーでもあり、主人公のノブ、ユミを始め、ピクシーにアンリ・マンユ、ハザマに至るまで、『if...』の登場人物たちが独自の解釈により『真・女神転生』本編の流れと融合を果たして再登場している。
ISBN 4756111769 / ISBN 4757205716
出典[]
外部リンク[]
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