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女神異聞録デビルサバイバー
ジャンル シミュレーションRPG
対応機種 ニンテンドーDS
開発元 アトラス
発売元 アトラス
人数 1人
メディア DS専用カード
発売日 2009年1月15日
価格 4,980円(税別)
  

女神異聞録デビルサバイバー』(めがみいぶんろくデビルサバイバー)は、2009年1月15日に発売されたニンテンドーDSシミュレーションRPGフロンティアワークスよりドラマCDが発売、みのり文庫よりアンソロジーノベルが発行されている。 2011年に追加要素を盛り込んだ3DS版「デビルサバイバー オーバークロック」、同年夏に「デビルサバイバー2」の発売が決定している。

ストーリー[]

高校2年の夏休み、主人公は従兄であるナオヤに呼び出され、「COMP」を渡された。その「COMP」から“悪魔”が出現する。そして突如、自衛隊により山手線を境に封鎖された首都東京。街にあふれ出す異形の“悪魔”。

日を追う毎に悪化してゆく封鎖内の状況、立ち向かう力を持たない人々を襲う“悪魔”達。かつて無い恐怖にさらされる人々。残された時間は、あと7日。

ゲームシステム[]

女神転生シリーズでは『魔神転生』シリーズ以来となるシミュレーションRPGである。

戦闘システム
3体のキャラクターで1チームを構成。主人公達のチームの場合、人間はリーダーにしかなれず、また基本的には人間しかリーダーになれない。主人公達チームは最大4チームまで出撃可能。戦闘によっては主人公以外のキャラが強制出撃となることもある。
戦闘で相手の弱点をつく、あるいは速さが高い、敵の攻撃を無効にする、特殊スキルを持つ、のいずれかを満たすとEXTRAターンが発生して、そのキャラは続けてもう一度攻撃を行うことができる。これは敵側にも言え、主人公達が弱点をつかれると敵側にEXTRAターンが発生する。
他にも、戦闘前後に自分のチームや近くの味方チームに対する回復スキルの使用が可能。
武器、防具といった装備品、及び回復アイテム等の消費品等のアイテムは一切存在しない。
仲魔システム
従来までの会話交渉システムを完全にカットしてデビオク(後述)でのみ、仲魔が増えるようになった。
今までの作品は基本的に1種類の悪魔に対して同時に仲魔できるのは1体限定だったが、limitedと指定された悪魔以外は同種であっても複数仲魔にできるようになった。
ある条件を満たすと、主人公達がスキルクラック(後述)で取得したコマンドスキルを仲魔にセットすることができる。
スキル
以下の4種類が存在する。
なお、各ステータスが一定値までに達していないと、スキルクラックしてもセットできないスキルがほとんど。
コマンドスキル
戦闘などで使用するスキル。回復系は戦闘以外でも使用できる。最大3つ装備可能。
自然効果スキル
自動効果のあるスキル。特殊効果の追加や自動回復、特定の属性攻撃への耐性や無効化、反射、吸収(その属性の攻撃を受けるとHPが回復する)といったものがある。最大3つ装備可能。
種族特有スキル
悪魔が種族ごとに1種類ずつ所有しているスキル。攻撃力アップや回復、移動力上昇や攻撃射程の延長など効果は様々。一部種族特有スキルを有しない種族もいる。スキルクラックすることはできない。
先制発動スキル
戦闘開始時に自動発動するスキル。名前の頭に「S」が付く。敵悪魔使いからスキルクラックでき、仲間(リーダー)のみ1つセットが可能。
スキルクラック
戦闘開始時に「スキルクラック」として指定の敵のスキルを設定することにより、その敵を指定した仲間のチームが倒すとそのスキルを習得することができる。一度習得したスキルは仲間内で自由にセットできる。ただし同時に複数の仲間に対して同一スキルをセットすることはできない。
ラプラスメール
主人公達に配信される謎のメール。その日に起こる事件などが予言されている。
主人公達や重要人物の死の運命が予言されたりするが、行動次第で運命を変えられる。
専らストーリーに関わるゲームシステムであり、ミッションや戦闘とは直接無関係。
余命表示システム
COMP所持者(複数名でネットワークを組んでいる場合、リーダーのみ)が見ることができる。
寿命の近い者の頭上に残り日数が数字で表示される。ただし、余命が10日以上の者は表示されない。
余命は、本人の行動などにより増減する。
ラプラスメールと同じく専らストーリー上のシステムである。
デビオク
デビルオークションの略。悪魔が自らを商品として出品しているネットオークション。通貨はマッカ。落札者には、その悪魔との契約権が得られる。
落札悪魔と契約していくと評価が上がり、一定値に達すると上位のランクに行けるようになる。
まれにアクシデントで落札悪魔が変化したり、落札金額が増減する。
邪教の館.exe
悪魔合体を行うためのプログラム。本作では2身合体のみである。
マルチエンディング
最終日前夜、一定値以上の好感度に達した特定のキャラに会いに行くとエンディングまでのルートが確定する(好感度次第で複数選択も可能)。
ルートにより、特定のイベントを成功させる・特定のキャラを生存させるなどの条件が必要になる。逆に、特に条件の必要ないルートも存在する。なお、あるルートに進むために別のルートの発生条件を潰さなければいけないということはなく、一度のプレイで全てのルートを発生させることが可能。

テンプレート:ネタバレ

登場人物[]

主要人物[]

主人公(デフォルト名なし)
17歳。女神転生らしくゲーム中のプレーヤーの分身であり、彼の性格と物語の行く末は、プレーヤーしだいである。
前述の通り、ナオヤの従弟である。
基本的にプレイヤーが選ぶ選択肢以外しゃべらない。
プレーヤーの分身のため明確な性格設定がないが、ハルに同胞視されたりナオヤに「(性格が悪いのは)おまえの従兄だから」と言われるシーンがある。また、選択肢によってはアツロウから楽天的と言われる。
その選択肢においても、いわゆるステレオタイプの主人公的なものの他に、時に傍若無人ともとれるような選択肢があり、絶妙なタイミングで出されるため、キャラクターデザイン担当のヤスダスズヒトに「これ書いた人は天才だな」と言わしめた[1]
ゲーム序盤でベル・デルを倒し、その力を得た事から大きな争いに巻き込まれていくことになる。
両親のことについては、やはり劇中では語られない。
猫の耳のような形状のヘッドフォンを着用しており、登場人物にその奇妙な形についてつっこまれる事がある。
アツロウ / 木原 篤郎(キハラ アツロウ)
17歳。ストーリー内でのハンドルネームは「AT-LOW」。
主人公の高校に入ってからの親友である。両親がパソコン関連の仕事で海外にいるため(英語が出来ないと言う理由で、両親との同居は断っている)、パソコン上のチャットでしか友達が出来なかったという。
そのチャット上での当時のあだ名は「教えて君」。コンピュータ類に明るく、ハッキングすることもできる。また、時事にも強く新しく施行された法律について知識を披露する場面もある。
ナオヤとは主人公と会う以前からネットを通じて交友があり、「ナオヤの一番弟子」を自称するほど慕っている。
物語中盤から悪魔の力の有用性に気づき、悪魔を消滅させるのではなく、新たな動力として活用することを思いつく。
全仲間キャラクター中唯一全ルートで最後まで一緒にいる仲間でもある。
しばしば説明役や面倒事を任されたり、事態を収める役回りになる事が多い。
コンピューターオタクという設定とは裏腹に、かなりの根性・柔軟さの持ち主であり、理不尽な逆境の中で逞しいそぶりを見せる。反面、人の意見に左右されやすいところがあるらしく、主人公やユズの意見にしぶしぶながら合わせていく場面も多い。
開発段階では物語をリードし、グループを導く役目が製品版よりも強く、テストプレイをしたスタッフから「アツロウ黒幕説」まで流れたために出番をかなり抑えられた。
力パラメーターの伸びが著しく、このため物理スキルや物理補助スキルを装備させると優秀なアタッカーとなる。
ユズ / 谷川 柚子(タニカワ ユズ)
17歳。ストーリー内でのハンドルネームは「YUZ」。主人公の幼馴染み。ロックアーティスト“ハル”の大ファン。
アツロウのせいでソデコ(柚と袖の字が似ているから、らしい)という渾名が生徒ばかりか教師の間にまで広まっており、彼女の悩みの種となっている。
カイドーやヤクザに凄まれても平気で言い返すほど気が強いが、主人公やアツロウの前では弱気なところも見せ、自身の問題に真っ向から立ち向かえない自分に自信が持てないとこぼす場面もある。
封鎖の中に閉じ込められてからはひたすら家に帰ること・元の生活に戻ることを望み、そのためにしばしば情緒不安定に陥る。天使やナオヤの言い分など彼女にとってはなんら関心のないものらしく、最終決断の前にはただ封鎖から脱出する事だけを求めた。
物語開始直前に両親が離婚しており、自分を引き取った母親との不和が情緒不安定の原因の一端ともなっている。
ドラマCDではその面が強調されており、激しく取り乱して主人公に慰められるシーンがある。
主人公に少なからず好意を寄せているらしく、ライバル(ハルやアマネ)の登場に危機感を抱く一面も。
魔力の伸びが全キャラ中最も良い。
ケイスケ / 高城 圭介(タカギ ケイスケ)
17歳。ストーリー内でのハンドルネームは「K-T」。アツロウの中学時代の親友。
かつては正義感の強い性格だったらしいが、現在はその覇気を失っており、弱々しい印象すら受ける。
普段は温厚で物静かだが、悪を憎む心は強く、特に「恩を仇で返す」といった行為に対しては殺意をも露わにする。
その殺意はミドリが「命を救った人間に殺される」事を知ったのを機に爆発し、「魔神ヤマ」を従え、悪人に対する私的制裁を行うようになっていく。
実はイジメから救った生徒に手酷い裏切りを受け、現在は自身がイジメを受ける立場にあり、上述の暴挙もそれに起因する(ただし、日を追うごとに悪化していく封鎖内の異常な空気も少なからず影響しているともいえる)。
ミドリ / 小牧 翠(コマキ ミドリ)
15歳。ストーリー内でのハンドルネームは「DORRY」。
「ドリー」の名で親しまれているネットアイドル。
飾らない性格で男女問わず人気があり、契約していない悪魔と意思疎通できるという意外な才能を持つ。
普段着を持たない状態で封鎖に巻き込まれてしまったため、魔女っ子のようなコスプレに身を包んでおり、悪魔と戦う時は「マジカル・ドリー」と名乗りを挙げる。
スーツアクターをしていた亡父の影響からか正義の味方に憧れており、正義感も自らの危険を省みないほどに強い。危険極まりない封鎖の中でCOMPを手に入れるやいなや、周囲が止めるほどの無茶な行動に走ってしまい、COMPの力を見せ付ける様に戦うため、次第に人々から本当に魔女扱いされ追われる身となる。
アマネ / 九頭竜 天音(クズリュウ アマネ)
16歳。ストーリー内でのハンドルネームは「AMANE」。
翔門会の教祖の娘で、巫女。神秘的な雰囲気を身にまとった少女。
父である教祖が「主上」と呼ぶベル・ベリトを信奉することで神の試練を乗り越えようとしているのに対し、天使を信奉するような言動を取っている。そのため、父子間の仲はあまり良好ではない。
幼い頃から神魔の声を聞く力があり、そのために幼少時にその身にイザ・ベルを憑依させられ、父親の野望成就のために利用された。
その後レミエルが憑依し、アマネ自身の精神は眠りについていたが、主人公たちの活躍により目覚める。ルートにより、この後父親の野望を止めるために戦う決心をする。
なお、一見かなり特徴的な髪型をしているように見えるが、描画をよく見るとカチューシャであることがわかる。
ハル / 春沢 芳野(ハルサワ ヨシノ)
20歳。ストーリー内でのハンドルネームは「HAL」。
インディーズバンド「D-VA」のボーカルを務めていた女性。肩に刺青をしている。現在はバンド休止中のため、ソロ活動をしている。
シーケンサーに入っている曲に合わせて歌う事で悪魔を召喚できるが、物語序盤で電池切れを起こしてしまうため、彼女が戦闘に参加する機会はない(NPCとして参加するが戦力にはならず、専ら保護対象としての扱い)。
普段はクールに振舞っているが、ある事情から厭世的になっており、生に対する執着が薄い。
いずれにせよ物語の鍵を握るキーパーソンとなる。
ジン / 神谷 詠司(カミヤ エイジ)
25歳。ストーリー内でのハンドルネームは「GIN」。
表参道でバー「エイジ」を経営している。ハルの保護者的存在。
また、現在失踪中だという「D-VA」のキーボーディスト「アヤ」とは恋仲であり、彼女の行方を追っている。ユズと顔見知りであり、会話での選択肢によっては主人公との小競り合いを連想させる”小ネタ”やユズのとぼけたのろけを見ることが出来る。
落ち着きのある大人の男性であり、カイドーやハルといった面々からも慕われている。本気で怒るとかなり恐く、アズマとの戦いでその一端をのぞかせる。
カイドー / 二階堂 征志(ニカイドウ タダシ)
19歳。ストーリー内でのハンドルネームは「ニカイドウ」。
渋谷の不良グループ「渋谷ダイモンズ」のリーダー。ただし本人は一匹狼気質で、リーダーとしての立場を面倒とさえ思っている。
封鎖の半年前に起こった吸血事件で兄を亡くしており、(口では兄を罵りつつも)犯人を憎んでいる。
見た目も口調も典型的なチンピラだが、人当たりはそれほど悪くなく、受けた恩は忘れないなど中々の好漢。
ただし、売られた喧嘩は買う主義であり、相手が戦意喪失しても容赦しない。
また力への執着が異常に強く、その執着によって「邪神パズス」を召喚する。
マリに想いを寄せているため、彼女が吸血事件の犯人を追っていることを不器用ながらも心配しており、先に犯人を見つけようとしている。
チームの仲間を殺害したケイスケに強い敵意を抱いているが、一方で強固な意志を持つ彼に対し親近感を持っていた。
マリ / 望月 麻里(モチヅキ マリ)
23歳。アツロウの中学時代の家庭教師で、現在は小学校の養護教諭。
二階堂兄弟とは幼馴染の関係であり、カイドーの兄の生前の恋人である。そのため吸血事件の犯人である「邪鬼クドラク」を激しく憎んでいる。「クドラクを倒す」という同じ目的を持つ「幻魔クルースニク」をその身に憑依させる。
カイドーには邪険に扱われているが、彼の本心に気付いている節があり、巻き込まないために一人で仇を討とうとしている。
クドラクを倒した後、イベント選択肢・ルート次第でグループに加わる。
ホンダ / 本多 保行(ホンダ ヤスユキ)
29歳。ストーリー内でのハンドルネームは「YASPON」。
封鎖内にいる男性会社員。とある企業から、悪魔を捕獲するという依頼を受けている。
COMPを持っており、カイドーと組んで戦っていることが多い。
また、封鎖外には手術を待つ身である息子がいるために封鎖から出たいという気持ちが強い。
落ち着いた大人、良き父親のようなそぶりをしているが、カイドーとともに民間人に復讐を仕掛けたり、身勝手ともとれる強硬な手段に出ることもある。またルートによってはその本性を顕にする。
ナオヤ / 直哉
ストーリー内でのハンドルネームは「NAOYA」。24歳。苗字は主人公と共通のものが使われる。
主人公の従兄。数年前まで主人公と同居していた実の兄のような存在。
人を食った性格で天才プログラマーとして知られており、悪魔召喚プログラムを組んだ張本人。
主人公とは従兄弟関係であるが、時折それ以上の関係であるかのような親密な態度を覗かせる。
その正体はアダムとイヴの息子であるカインであり、神話の時代に弟のア・ベル殺しをした咎から農作物が作れなくなるほか、神に罪の懺悔を悟るまで記憶を保ったまま永遠に転生される呪いをかけられた。数千年後、東京封鎖事件にてア・ベルに覚醒した主人公を教唆しながら神から自由になるべく「魔王ロキ」と組み暗躍する。
普段は冷静かつ冷徹な素振りを見せているが、時折神やその眷属に対しての深い憎しみで激しい怒りの感情を露わにする。しかし、神に愛された弟ア・ベルに対しては愛憎入り混じった複雑な感情を持っており、あるルートにおいてその一端が垣間見られる。
ちなみに「カイン」としての記憶とその時々の転生体の感情や記憶は別物であるらしく、「神に復讐する」という思いと「でも頼まれたお使いに行かなくちゃ」という考えが同居することもある[2]
ショウジ / 東海林
女性ジャーナリスト。封鎖内で取材活動を行っている。英語混じりや時代遅れの言葉遣いが節々にある(例:「調子“バッチグー”って感じ?」等)。
過去に先輩が政府の陰謀を知ったことで殺されており、今回の封鎖の真相を突き止めたいという気持ちは人一倍強い。
教祖
翔門会の教祖にして、アマネの父親。本名不明。
ナオヤ曰く「本気で人類を救おうとしていた」らしいが、自分の理想に酔いしれていた節がある。
最終的にベル・ベリト降臨の生贄となって消滅するが、そのベル・ベリトには都合の良い駒として利用されているに過ぎなかった。
アズマ / 東間
翔門会の幹部の男。
表向きは翔門会のために尽力しているが、裏ではCOMPを売り捌いて利益を得るなど腹黒い一面を持つ。
常に余裕のある態度を崩さないが、追い詰められると必死で命乞いするなど、本性はかなり情けない。
アヤ
「D-VA」のキーボーディストであり、ジンの恋人。推定年齢20歳(ジンが、自分と歳が五つ離れていると発言。また、自分より年下だとも発言している)。ハルの所有しているシーケンサーは、彼女から預かった物である。
物語開始以前から既に行方不明になっており、ゲーム中にもグラフィックが登場しないため容姿は不明だが、ハルからは非常に慕われていた。
10-BIT
アツロウのチャット仲間の一人。ショウジの先輩とともに政府の秘密を調べている中、とある陰謀を知ってしまったことで追われる身となっており、行方不明になっていたことをアツロウから心配されていた。
封鎖内で偶然の再会を果たすがすでに致命傷を負っており、アツロウに極秘データが保存されたCOMPを託して息絶える。
イヅナ / 飯綱 ミサキ(イヅナ ミサキ)
26歳。政府の派遣した特殊部隊「STF」の女性隊員。
自衛隊、警察、消防の指揮権を持っており、自衛隊としては一尉の階級を持っている。
任務には忠実だが、国民に銃を向ける事には胸を痛めており、事態収拾のため主人公達に協力を求める。そのために命を捨てる覚悟があり、後にCOMPを入手して悪魔と契約する。これにより、彼女や伏見も封鎖内から出られなくなる。主人公達より大分遅れてCOMPを起動するため、はじめは初心者の弱さを見せるが、ルートによっては極短期間に驚異的な力をつけて現れる。
伏見(フシミ)
STFの一員で、イヅナの上官。自衛隊での階級は三佐。
非常にシビアな性格であり、イヅナの主人公達に協力を求める姿勢に懐疑的な態度を見せる。
任務達成のためには一切の妥協を許さないが、本心では封鎖内の人間を救いたいと考えており、イヅナと共に事態を収拾するため奔走する。
イベントで一度だけ、NPC扱いで戦闘に参加する。二丁のライフルを操り戦う姿は勇ましいが、あまり強くはない。イヅナ共々、アツロウから「世話が焼ける」と言われてしまった。
遊び人風の男
封鎖の混乱の中でも人を食ったような態度を崩さないチャラ男。かと思えばベル・デルの弱点を教えたり最後の選択の際にアドバイスしたりと謎が多い。
正体はとある悪魔であり、あるルートでは戦う事になる。
倒すと合体で作ることが可能。
ジャアクフロスト
白い肌の部分が黒くなった巨大なジャックフロスト。愛称は「ジャア君」。
元は普通のジャックフロストだったが、ミドリと戦い、その強さの理由が「愛」であると諭され、名前に反し仲間を助ける正義の悪魔として進化する。
特定のイベントを見ることで、終盤に仲間になる。召喚される悪魔ではなく仲間キャラクターとして戦う特殊なキャラ。

ベル神[]

ベル・デル (Beldr)
北欧神話に登場する光の神。「バルドル」とも呼ばれ、こちらの名前の方が一般的である。冥界に繋がれており、人々の血と嘆きを集めて現世に完全復活しようとする。
不死の体を持っているため一切の攻撃を受け付けないが、あるアイテムを手に入れることにより、主人公のみ攻撃が通じるようになる。
最終的には主人公に倒され、その力を吸収される。
ベル・イアル (Belial)
別名「ベリアル」。炎を操る強力なベル神だが、氷系の魔法に弱い。
ハルを殺して歌の力を手に入れようと目論む。
イザ・ベル (Jezebel)
アマネの精神に寄生しているベル神。別名「イゼベル」で、ベル神の中では唯一の女性型悪魔である。
アマネの精神世界「カルネジアン庭園」にて、主人公達を迎え撃つ。
ベル・ベリトに忠誠を誓っているため、主人公に力を奪われる時はかなり悔しがっていた。
ベル・ゼブブ (Belzaboul)
蝿の王」として知られる魔王。六本木ヒルズで主人公達を待ち受ける。
ベル・ベリトに迫る実力の持ち主だが、なぜかベル・ベリトのために動いている。
慇懃無礼な性格の持ち主であり、「蝿は恐ろしい生き物」とは本人の談。攻撃方法もいやらしく、相手に自分の卵を植え付け、仲間を増やす。
ベル・ベリト (Belberith)
バールベリト」とも呼ばれる、最強のベル神。翔門会が信奉する「主上」の正体でもある。
紫色の巨大な肉塊に蜘蛛の足が生えた姿をしており、体には他のベル神が取り込まれている。その外見から、一部の登場人物に「肉団子」と揶揄されることがある。
人間に対しては見下しきった態度を取り、自分を復活させるために命を捧げた教祖を盛大に罵っていた。
バ・ベル (Babel)
このゲームのラスボス。悪魔召喚のための巨大サーバー。終盤に東京を魔界化させたことにより、その姿を現す。
第一形態で本体の中央に巨大な顔が浮かび、外見はルートにより変化する(第二形態は全ルート共通)。

用語[]

東京封鎖
本作の主題であり、主人公達が巻き込まれる事件。政府による実力封鎖そのもののみを指す場合もあるが、悪魔の出現、ライフラインの断絶、人々の暴挙などの一連の事件の総称として用いられていることが多い。
ストーリー前半では、現実的な災害もしくは人災といった色彩が強く、主人公達もただ封鎖から脱出できればよいとして行動する。ところが後半になり封鎖の真相やその背後に存在する神や悪魔の意思が明らかになるにつれて、やや思想的・宗教的な色彩を帯びた存在として描かれるようになる。
COMP
コミュニケーションプレイヤー (Communication Player) の略で、本来はニンテンドーDSに似た形状のメール・ブラウザ機能を持った携帯ゲーム機。
劇中では専ら、悪魔召喚プログラムがインストールされた改造COMPの事を指す。
また改造COMPには「ハーモナイザー」という機能が内蔵されており、使用者と悪魔との「波長」を同調させることにより素手で悪魔にダメージを与えることを可能にし、また悪魔からの攻撃を軽減している。また、ストーリー上明確に言及されていないが自衛隊員の銃撃にも耐えることが出来るようになるようだ。
ネットワーク機能を持っているが、改造COMPは全て独自のサーバーを使用するようになっているため改造COMP同士以外との通信は不可能となっている。
東京封鎖の中で本機を所持し悪魔に対抗できるようになった者は、悪魔使いと呼ばれ特別視されるようになる。
女神転生シリーズでは、悪魔召喚プログラムがインストールされたコンピュータとしての一般名称。
マッカ
魔貨。本作では、主にデビオクで悪魔を落札する時に使用される。
翔門会
アマネの父を教祖とする宗教団体。
神よりも上位の存在とされる「主上」の教えに従うことを教義としている。
一部の信者はCOMPを持っており、悪魔を使役している。
ベル神
かつて神に戦いを挑んで敗れた「ベル」の欠片である悪魔達。「ベルの王」を決める争いを行なっている。

テンプレート:ネタバレ終了

主題歌[]

「Reset」
歌 - 石原彩

ドラマCD版[]

ドラマCD 女神異聞録デビルサバイバー
フロンティアワークス / 2009年8月26日発売
ゲームのストーリーをダイジェスト風にまとめたドラマCD。終盤近くまでのストーリーが描かれている。
オリジナル要素として、プロローグ以前の主人公・アツロウ・ユズ、そしてナオヤの様子が追加されている。
キャスト
  • 主人公 - 水島大宙
  • アツロウ / 木原 篤郎 - 阿部敦
  • ユズ / 谷川 柚子 - 茅原実里
  • ケイスケ / 高城 圭介 - 成瀬誠
  • ミドリ / 小牧 翠 - 阿澄佳奈
  • アマネ / 九頭竜 天音 - 鹿野優以
  • ハル / 春沢 芳野 - 皆川純子
  • ジン / 神谷 詠司 - 小西克幸
  • カイドー / 二階堂 征志 - 伊藤健太郎
  • ナオヤ / 直哉 - 神谷浩史
  • 遊び人風の男 - 高橋広樹

アンソロジーノベル[]

女神異聞録デビルサバイバー アンソロジーノベル
ジャンル アンソロジー

テンプレート:Infobox animanga/Novel

テンプレート使用方法 ノート

本作のアンソロジーとして、2009年7月からノベライズされた。ゲームストーリー上の日常風景を描いている。イラストは異識/nino/やと/まつざき雄嵩が担当している。

アトラス(原作)、ハーヴェスト出版みのり文庫〉、既刊2冊

  • 『女神異聞録デビルサバイバー アンソロジーノベル Vol.1』、海法紀光/高平鳴海/村田治(著)、2009年7月15日発行(2009年8月15日発売[3])、ISBN 978-4-434-13307-7
  • 『女神異聞録デビルサバイバー アンソロジーノベル Vol.2』、海法紀光/七門/村田治(著)、2009年8月15日発行(2009年9月15日発売[3])、ISBN 978-4-434-13401-2

脚注[]

  1. 公式マテリアルコレクションの巻末インタビューより
  2. 公式マテリアルコレクションより
  3. 3.0 3.1 ハーヴェスト出版:みのり文庫公式ページより

外部リンク[]

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